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C・アラン・エイムズの場合Ⅱ

  天使が私を訪れ始めた時、私の人生は暗いものでした。彼の声を聞いた時でさえ、私は天使の実在を信じていませんでしたから、こう言いました。「おまえが本当にいるなら証明してみろ」そして彼はそうしました。彼は私の人生にその後起こる色々な出来事、特に私の妻との間のことを予言し始めたのですが、驚いたことにそれらはすべて実現しました。  天使は優しかったのですが、私は彼の言うことを聞きませんでした。それで神は、彼の代わりに切り札を送られました。ある夜、私が再びアデレード市内の、前とは別のホテルに宿泊していた時、アビラの聖テレサが、カルメル会の茶色の修道服姿で私の部屋に現れました。彼女の容貌は厳しい学校の先生のように、好戦的で厳格に見えました。彼女は進んで来て私の尻を蹴り上げ、今すぐ生き方を完全に変えないと地獄に落ちることになると言い、地獄の様子を事細かに描写しました。それで私は目が覚めました。それまでは、地獄というのは人を道徳的に良くするために作り上げられた架空の話としか思っていなかったのですが、今や、もしそれが実在するとしたら、絶対に行きたくない場所となりました。  聖テレサは私に、神を愛し、仲間である人間を愛することを始めなければならないと言いました。一人ひとりは神の似姿なのだから、神を愛するなら、他の人々をも愛するのは当然である、たとえ私との違いや私への態度がどんなものであっても、と彼女は言うのでした。それから彼女はさらに天国について話してくれました。「それこそ私が行きたいところです!」すると彼女は「あなたもそこに行くことができます。誰でも行けます。もしあなたがカトリックの信仰を生きているなら、天国は保証されているのです」と言いました。そして強調しました。「祈りなさい、ロザリオの祈りを唱えなさい!」そしてロザリオを買いに行けと言うのです。  私は祈りたくはありませんでした。祈りなんて退屈なので、言い訳を考えました。「こんな夜中に一体どこでロザリオの珠なんか買えるでしょう?」すると、「そこの角を曲がったところの店がまだ開いていて、ロザリオを売ってますよ」「夜の9時半に?あり得ない!」「行きなさい!」  「こんなの完全にばからしい」私は外に出ながら考えました。そして角を曲がると、宗教グッズの店が見えました。店は開いていて、店員たちは商品の棚卸しをしていました。聖テレサは、階下...

C・アラン・エイムズの場合Ⅰ

 C ・アラン・エイムズはカトリックの神秘家で、 1993 年に癒し、スピーチ、著作による宣教活動を始めましたが、その前に、天国からの訪問者と、個人的な「良心の照らし」による、非常にドラマチックな回心を経験しました。それ以来、主は彼を世界中に送り出し、主が与えた聖なる熱意と非凡なカリスマによって、何千人もの人々を癒し、また回心させました。アランは、時に目に見えることもある、隠れた聖痕の痛みによる受難に耐えています。現在彼には、20冊を超える著作があり、引き続き聖なる三位一体と聖人たちからのメッセージを受け取っています。彼の活動は、彼が住んでいるオーストラリア、パースの大司教からの完全な支持を得ています。   ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※     1993 年、 40 歳の頃、私はオーストラリアのパースにある製薬会社のセールスマンとして、しばしば各地に旅行していました。ある時私はアデレードという都市に出張し、いつもの単調なルーティンとして、あるホテルにチェックインし、その部屋でベッドに座ってテレビを観ていました。ふだんは相当酒を飲んでいたのですが、その時は一滴も飲んでいませんでした。なぜなら、仕事の日はアルコールを買わないことにしていたからです。夕方のニュースを観ていた時、突然目の前に恐ろしい形相の男が現れ、両腕を前に伸ばして私の首を絞め始めました。彼は暗い色の肌をし、目は飛び出て、唇がめくれてぞっとするような歯を剥き出していました。しかし私は、絞め殺されそうなことに気を取られていたので、彼の見た目を気にする余裕はありませんでした。私は合気道の世界大会でオーストラリアチームのキャプテンでしたから、なんとか彼を押し戻そうとしましたが、私の手は彼の体を通過してしまいました。何をしても、彼が私の首を絞めるのを止めることはできませんでした。数分の無駄な抵抗ののち、私の首の血管は破裂寸前になり、もうこれが最期と観念したのでした。  そのとき、私の頭の中ではっきりと聞こえる声が言いました。「主の祈りを唱えなさい!」それは私が最も考え付く可能性の低いことでしたが、死に物狂いで祈り始めると、首を絞めるのがぴたりと止みました。私が祈りを止めるたびに首は絞められ、祈りを始めると絞めるのは止むのでした。この悪夢に加...